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丸の内行幸マルシェ

勤め帰りの通勤経路で毎週金曜日の夕方に出会う楽しい青空市場がある。

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称して「丸の内行幸(みゆき)マルシェ」という一見しゃれた名前のマーケットである。

都営三田線大手町駅からJR京葉線東京駅まで20分近く歩くが、まさに東京のど真ん中のここに皇居に通ずる行幸通りがあり、広い地下通路には「世界の鉄道」「世界の街角」「行き交う人々」などを撮影した見事なフォト展示空間が広がる。

壁面いっぱいに展示された36枚の美しい街並み等の写真に目を奪われながら歩くと、紺碧のエーゲ海にさんさんと降り注ぐ太陽、スイスの山々と緑の中に点在するオレンジ色の家々、有名なターミナル駅に群がる群衆などが飛び込んでくる。

その行き着く先、東京駅にほど近いところに青空市場が軒を並べている。

大半が段ボール箱を切り開いて野菜や果物などを雑然と並べただけの、いたって素朴な産直市場である。

ラッシュアワーの割には通勤帰路に行幸通りを利用する人は少なく、どちらかというと広い空間もあってガランとした感じである。

この行幸マルシェを見つけたのはほんの1年ほど前であるが、スタートしたのは今から8年前、俳優の永島敏行さんらが音頭を取り、対話のできる産直市場として誕生したとのことである。

特に震災直後は、福島や宮城、岩手の産品を優先して並べ、被災地支援の一助としたようだが、今は和歌山のみかんや岡山の桃、山形のサクランボ、さらにはドイツの焼き菓子など日本だけではなく世界各地の産品も競うように並んでいる。

最近はすっかりファンになり、毎週金曜日の夕方になると立ち寄っては、お店の人たちとも「お帰り」「よい週末を」などと親しく言葉を交わすようになってきた。

三連休前の直近の金曜日は、さっそく山形のサクランボ「紅秀峰」(有名な佐藤錦の新種)、広島福山のポンカン「南津海(なつみ)」、高知のサマーオレンジ「小夏(こなつ)」そして茨城つくば産の「茎わかめ」を買って帰り、週末の食卓をにぎわせている。

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