rosa

ローサは密告された

世界の映画作品の中で、今最も注目されているのが何とフリッピンだということはあまり知られていない。

rosa

その中でも、このほどアカデミー賞外国語作品賞、カンヌ国際映画祭主演女優賞、ヒホン国映画祭監督賞など含め世界中で50を超える映画賞を軒並み受賞したこの「ローサは密告された」という作品が秀逸とされている。

舞台はマニラ、東南アジア最大のスラム街を抱え、麻薬撲滅戦争のさなかにあるこの首都の暗部にカメラは潜入する。

そこでは、賄賂、暴力、密告、売春が横行、腐敗した警察組織など生々しい現実の姿が描き出される。

世界の映画関係者が最も注目する鬼才ブリランテ・メンドーサ監督の最新作で、主人公ローサ・レイエスを演ずるジャクリン・ホセはフィリピン初の主演女優賞である。

撮影は実際のマニラ市内のとある警察署で行われ、麻薬撲滅に国家を挙げて果敢に取り組む現ロドリゴ・ドウテルテ大統領の時代にこの作品が生まれている。

その生々しさは全編息をのむほどで、ラストシーンの主人公の姿がかろうじて涙と救いをもたらしてくれる。

あいにくの雨模様の週末、渋谷駅から宮益坂を上り、青山通りにさしかかった小さなシアター「イメージフォーラム」で鑑賞したが、さすが知る人ぞ知る、年代を問わない映画通でほぼ満席状態であった。

あまりの衝撃に、興奮をいやすため近場の喫茶店スタバでしばし休息をとり、渋谷から新木場そして新浦安へと、りんかい線、京葉線を乗り継いで帰路に向かった。

この記事もおすすめです:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です