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手錠のままの脱獄

先日、群馬県のとある町で、公務執行妨害で護送中の外国人風の男が手錠をつけたまま警官を振り切って逃走し世間を騒がせた事件があった。

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この事件から、若かりし頃に観た「手錠のままの脱獄」という映画のことがふと思い出された。

この映画では、白人俳優のトニーカーテイス(ジャクソン役)と黒人俳優のシドニーポワチエ(アレン役)が囚人護送車の転落事故のどさくさに紛れて手錠につながれたまま脱走、修羅場を潜り抜けながら逃亡する映画であった。

二人とも当時の若手ホープでの俳優で、当初はお互いに反目してぎくしゃくしているが、いろいろな困難を乗り越えていくうちに肌の色を超えて次第に絆を深めていく。

列車から飛び降りて、斜面を転びながら草むらに忍び込み、つながれた手錠のままで、一緒に歌を口ずさむラストシーンが今も強く印象に残っている。

トニーカーテイスは、その後、あのマリリンモンローとの「お熱いのがお好き」が話題になった程度で、役者としてはパッとしなかった(2010年85歳で没)。

一方のシドニーポワチエは、「野のユリ」で黒人俳優初のアカデミー主演男優賞を受賞、そのほかにも「暴力教室」「風と共に去りぬ」「80日間世界一周」などの話題作で活躍、黒人俳優の草分け的存在で、90歳の今も存命中である。

南北戦争(1861年~1865年)から100年近く経った1958年制作の作品であるが、まだ人種問題が色濃く残っており、そういった意味でも話題を呼んだ作品で、いくつかの有名な映画賞も受賞している。

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