社長ブログ

社会

ラグビー熱その2

投稿日:

予選リーグを予想外の善戦で史上初のベスト8に進んだ日本のラグビーチーム「桜の戦士」達フィフテイーンは、強豪南アに「4年前の奇跡再現」はなく、屈指のラガーマン平尾の命日を飾ることもなかった。「30日間の感動をありがとう」とマスコミ報道は熱気を帯び、PV(パブリック・ビューイング)での熱狂的ファンのどよめきは、全国各地から聞こえてくるが、南アフリカのキャンプ地である地元新浦安でも「南ア頑張れ」「日本頑張れ」と応援合戦が繰り広げられ、PV会場となった「浦安音楽ホール」を埋め尽くした怒涛の声援は、隣接するマンション街にも突き刺さるかのような激しさであった。

浦安市は都内への交通の便の良さに加え、世界屈指の遊園地デイズニーランドの隣の駅で外国人居住者も多いことなどから、南アのほかニュージーランドやオーストラリア各代表の公認キャンプ地にも指定され、半年前の春先から新浦安駅構内に林立する柱という柱には、この3か国と日本代表の激闘シーンの巨大ポスターで埋め尽くされるほどの盛り上がりようであった。

市主催のPV開催に加え、市内各地の小学校では大会前から南ア代表選手と児童たちとのけん玉遊びや歓迎セレモニーでの日本古来の剣道の模範演技見物など、市民との交流会も盛んに行われ、南ア代表選手と交流した市内某小学校3年生の少年は「やっぱり南アは強かった。両方の選手に『勇気をくれる試合をありがとう』と言いたい」とし、51歳の美しく若々しいOL嬢は「大会前は荒っぽいスポーツとの印象が強かったが、今日の試合は開始前に両軍選手全員で今回の台風15号、19号被災者へ向けて一分間の黙とうが捧げられるなど、感動的でとても素敵だった」と喜びを隠さず、あちこちで双方にエールを送っている姿を目にした。

おりしもプロ野球では、巨人、ソフトバンクの日本シリーズが繰り広げられ、日本一を競っているが、マスコミ報道はもちろん若者の関心も野球ファンには申し訳ないくらい小さく、若者たちの黄色い声も届かない。ジャイアンツ親会社の読売新聞だけは一面記事で試合の模様を詳報するのではと踏んでいたが、連敗中もあってか一面で報道されることはなく、ジャイアンツの選手たちは口数も少なく、福岡ヤフオクドームから東京ドームへと早々と移動した。

-社会

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

七夕の西日本集中豪雨に思う

七夕の雨は牛車から飛び散るしぶきとされ、「洗車雨」とも呼ばれる。 牽牛が織姫との逢瀬に備えて牛車を洗車したとのたとえらしい。 今年の七夕の雨は、こんなロマンとは程遠く、とてつもない豪雨が西日本中心に襲 …

官民ファンド「産業革新投資機構」の全役員辞任に思う

政府主導で民間資金も呼び込み、産業界の新陳代謝を促すと期待されて船出した「産業革 新投資機構」であるが、このほど民間出身の全取締役の辞任により暗礁に乗り上げた。 これまでの経緯を見ると、大株主である国 …

ラグビー熱

かつてはプロ野球が子供たちにとって一番の人気スポーツであったが、その後はサッカーブームに押されて、いささか影が薄い。 このところ爆発的に人気が出てきたのが、ラグビーである。ワールドカップの東京大会が起 …

今年の夏はなぜ暑い?

今年は梅雨明けが早く、7月下中には猛暑に見舞われ、埼玉県熊谷市では7月23日なんと 歴代最高の41,1度を記録したという。 9月上旬ころまで全国的に例年より高温が続き、秋の気温も平年を上回るとの見通し …

浦安市と都市の魅力

10年余りの山口での暮らしを終え、千葉県の浦安市に住み始めて10数年になる。 東京にほど近く、京葉線沿線で隣駅にはデイズニーランド直結の舞浜駅がある。山本周五郎が「青べか物語」を執筆した頃の漁村風景と …