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さらば高倉健

高倉健が亡くなった。

大好きな俳優の一人だった。

東映時代の任侠映画「昭和残侠伝」や「網走番外地」といった文字通り若き日のかっこいい作品も心に残っているが、なんといっても「八甲田山」や「鉄道員」の凛々しい姿、そして「幸福の黄色いハンカチ」や最後の作品となった「あなた」での朴訥で一途な役柄は、今もって深く心に刻まれている。

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没後、彼の人となりについて、多くの触れ合った人々から、それぞれの出会いの中で感じたところが語られているが、いずれも「役柄と素顔は様変わり」「寡黙、無口、不器用な男とは程遠くユーモアあふれる人」「裏方の人たちへの気配りを忘れない」といった温もりと親しみを込めたものであり、このような俳優は数少ないように思う。

私生活をほとんど語らなかったが、江利チエミさんとの結婚は有名であった。

ただ、彼が多くを語らずかつ彼女の早逝もあり、離婚の真相がいつまでも謎につつまれていたが、彼女が親族の経済的事情から健さんに迷惑はかけたくないとして自ら身を引いていったとのことであり、彼は生涯の伴侶として命日には必ず日中を避けて人知れず世田谷にあるチエミさんの墓前(健さんの自宅から歩いて行ける距離にある)で手を合わせていた、とのエピソードを聞かされ、改めてその人柄に触れ胸が熱くなった。

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健さん、さようなら

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