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サケはなぜ生まれた川に戻る?

 

「ゾウの鼻はなぜ長いの?」

「お猿のおしりが赤いのはなぜ?」

「お魚はいつも泳いでいるけど、いつ眠るの?」

「トンビがくるりと輪を描くのはなぜなの?」

子供たちからの素朴な疑問に戸惑うことが少なくない。

 

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昭和が平成に変わって間もないころ、北海道釧路に住んでいたことがある。

冬は「寒い」というより、「痛い」という表現がピタリとする。

自然がいっぱいで、そこでもいくつかミステリアスな姿に出くわした。

いまもって解けない謎のひとつに「サケが生まれた川に戻るのはなぜか?」というのがある。

当時、好奇心からいくつかの資料をひもといてみた。

 

①生まれた川のにおいを知覚している(嗅覚器官説)

②渡り鳥と同じように太陽電池を内蔵している(太陽電池説)

③海水の塩分濃度を感知している(塩分探知説)

④染色体内部に回帰回路を含有している(遺伝子説)

など諸説あったが、これといった決め手はなかった。

 

ともかく、成魚の達すると間もなく生まれた川を後にして果敢に大海に泳ぎ出で、ほぼ生涯を終える頃まで回遊、産卵期になると記憶の川を求めてひたすら遡上、最後の力を振り絞って産卵床にたどり着き、次の世代に命を託す姿にはえもいえぬ感動とある種の安らぎを覚えた。

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